2015-12-08

セイロンティーを支える「スリランカ紅茶局」

スリランカの紅茶産業を支える政府の機関「スリランカ紅茶局」というのがあります。
1976年に政府のプランテーション省の翼下として始まりました。
紅茶局は主に民間の茶園や工場経営の指導を行っています。

純正セイロンティーの証
こちらは紅茶局オリジナルの品質ロゴです。

写真:http://www.pureceylontea.com/

100%セイロンティーであることを表しています。
紅茶局のティー・テイスティング課によって厳しく審査され
合格した茶葉のパッケージにはこのロゴがつけられています。
その審査の方法は毎日、茶葉のテイスティングが
テイスターのプロフェッシェナルによって行われています。

その審査でもし問題があった場合は
5人の専門家から成る委員会の全員で味を吟味します。
万が一そこでも「問題あり」となった場合は
検査員が該当工場の抜き打ち検査をしています。
つまりは、このロゴマークの付いているセイロンティーは政府のお墨付きというわけなのです。


クリーンな茶葉セイロンティー
紅茶局の取り組みとして2002年より無農薬栽培を徹底しています。
その結果、1987年にカナダで採択された議定書である
「モンテリオール議定書」に基づくオゾン層世界基準条件をクリアして、
高く評価されているのです。

新しい取り組みでは2014年にコロンボの中でもお洒落なショップやカフェが集合しているコロンボ7という地区に「セイロン・ティー・モーメンツ」というティーハウスをオープンしました。
ティーハウスではスリランカの様々な産地の紅茶の購入や、飲むことができます。
毎日朝の7時から23時まで営業しているので、モーニングティーから食後のティーを楽しむのにも最適です。

セイロン・ティー・モーメンツ(Ceylon tea moments)
http://www.pureceylontea.com/index.php/ceylon-tea-moments

text by Ayana Alles