2016-05-20

ノリタケランカの歴史の秘密

ノリタケがなぜスリランカで今日まで続けてこられたのか
1972年に設立されてから、40年以上もの歴史を持つノリタケランカ。
途中、2009年まで26年間続いた内戦時も、操業をやめませんでした。
なぜ、そのような厳しい時代を乗り越えて、続けてこられたのでしょうか。

幹部社員にスリランカ人スタッフも!現地スタッフだけで操業できる工場
1つ目の理由に、経営の現地化があります。
今や千人を超える従業員を抱えているノリタケランカ。
彼らの昇進などのキャリアを明確にする工夫に取り組み、仕事に対するモチベーションを上げて日本人がいなくてもやっていける状態にあります。
こうして現地化されることによって操業を長く続けてこれたのです。

競争力になる現地スタッフ
従業員たちがノリタケを支えてきたことは大いにあります。
それは彼らが勤勉であり、手先が器用なことが高品位な製品を製造することにつながっていました。また安い経費で済むことも継続を持続できる理由でした。

国がノリタケを信頼している
最も大きな要因として考えられることが、日本人駐在員と現地スタッフがしっかりとした信頼関係にあることです。
さらにはスリランカの国全体がノリタケと良い関係にあることです。
内戦という厳しい時代にも操業を続けていたことが、スリランカがノリタケに対して好意的である最大の理由だと言われています。
スリランカ政府から外国人に送られる最高の賞、ラトナ勲章を3度も授与されています。
美しいティーカップセット。セイロンティーを淹れてみませんか?
工場の横にあるショールームやアウトレットで思わず爆買いしたくなる!
マータレーの工場横にはショールームとアウトレットがあります。
他にもスリランカ国内にショールームが7ヶ所あります。
どこのショールームでも日本で買うよりお安く購入できますが、マータレーのアウトレットでは少し傷がついているようなB品の商品が破格で購入できます。
シーギリヤレディが手書きされたプレートやマグカップなど、スリランカならではの限定商品も。
ノリタケは幅広い年齢層に人気なのでお土産にも最適です。
シーギリヤやキャンディへ観光に行くついでに寄ってみてはいかがでしょうか。
マータレーのショールーム。
広いアウトレットコーナー。ここからお気に入りを探すのは楽しい時間です。

商品が山のように並んでいます。
スリランカと日本の架け橋のノリタケ。今後、一層のご活躍を祈らずにはいられません!

Text by Ayana Alles